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日本では固定資産に投資をしてはいけない マザー工場の閉鎖と約束されている高齢化

日本では固定資産に投資をしてはいけない マザー工場の閉鎖と約束されている高齢化



日本の企業が抱える今後最も大きいリスクは「逃げられないリスク」



例えば以前から使用していた地方都市の土地

日本では、所有者が使用しなくなっても、その土地を手放して身軽になるということができない



と、言うことは「買い手」が見つけられないような土地はそのまま真っすぐ「負債」になってしまうわけだ



住宅街に近く、国道に面し、規模が小さければドラッグストアやコンビニの進出が考えられるが、
大規模な土地で住宅街から離れているとそれもままならない

もはや北海道から沖縄までイオンモールは有るのだから大規模モールの出店余地も考えにくい

実際、今の九州では「売り土地」「売り倉庫」「貸倉庫」などの文字が増え、
〇〇製作所や〇〇機械などが撤退した跡の建物だけが放置されている例が散見される



普通、建物を使わなくなると、建物の自社名をペンキ上塗りで消すはずだが、それすらせずに、
単に「売り工場」とか「売り倉庫」という看板を立ててしまう



もはや「自社名を塗りつぶす」気持ちすら持っていないのだ

これはかなりのリスクだ

地方の土地はもはやその役割を終え「負債」になる時代になった

土地の流動性は恐ろしく低い



と、言うか地方の土地はその地方に家を建てたい人しか買わない時代になってしまっている

日本政策投資銀行のデータによると二〇一七年は、設備投資が減少する予想になっている
日本政策投資銀行

また、

日本国内の製造業は日本の工場を「マザー工場」扱いしようとしている



つまり
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マザー工場:研究開発拠点との連携が取れ、新しい量産技術を研究する工場
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日本の企業は国内工場を先端製品や高付加価値製品の工場にしようとしている



しかし、この試みも長くは続かないだろう

なぜなら「製造業はたくさん作るほど上達する」からである

たくさん作るほど、製品の品質、従業員の経験、設備の効率化が進む



しかし生産量がそもそも少ないのに、いつまでも世界の先端なんていられるだろう?

いや、無理だ

子供の遊び、棒倒しで、砂の山を下の方から崩すように、
裾野が小さくなれば、やがて頂点は崩れ山の高さは低くなる

日本における「マザー工場」は単に、経営者たちが、部下たちをクビにすることができない、
「情け」「温情」により
存続できているだけの存在になっていくのだ

日本の地方都市では概ねとして言えるが、1つの大企業の関係会社がその地域の経済を支えているということが
よくある



例えば熊本県水俣市のチッソ(JNC)はどうだっただろう?
今は改名しているが、水俣駅はチッソの正門と正対(向き合う)するように町が作られている

水俣2017年7月21日

他にはどうだろう?

日本製紙の工場がある八代市も駅が工場のそばにある

日本製紙八代2017年7月21日


水俣病では、市民はチッソに表立って逆らうことができなかった
と、いうのも「チッソが町を支えている」という、直視せざるを得ない、現実がそこにあったからだ

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久留米市ブリジストン工場
平成29年7月21日ブリジストン
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もちろん公害の有る無しはあった、例えば製紙工場は薬品やスターチ臭いし、鉄工所は好きな人にとっては憧れだが、
普通の人には「サビのカタマリ」でしかない

日本国内の消費、そして国民の可処分所得の減少、そして国民総数の減少が、
これまで田舎の地方を支えてくれていた製造業にトドメを刺そうとしている

これまで衰退しなかった地方は、何らかの大手の工場があったから若者がとどまることができた地域だ

実際、水俣市などの小さな自治体は多分だけど工場なくなったら「終わる」

夕張市が炭鉱が閉じた跡急速に衰退したように…

残念だけど日本の地方では土地を持つこと自体がリスクだと考えたほうがいい、
土地の価値を支えていたのはその土地の工場で働く若者のマイホームへの意欲だったが、
工場がなくなればそもそも家なんて買えないのだから、マイホーム自体夢のまた夢でしかない



日本にいつまで生産拠点としての機能が残るのか、それはわからない、しかし、
明らかなことが一つ有る

2020年には三人に一人が60歳以上になる


65歳以上が29%と試算されている総務省の推計だと、人口が2026年段階で1億2000万人を割り込む

そうなったとき、もはや日本で工場で働く若者を見つけられるだろうか?

いや、無理だ

そしてそれはたった9年後なのだ

マザー工場すら無くなった日本は恐ろしい貧困を体験するだろう

そうなったとき、もはや工場は存続できず、地方都市も活気を失う

残された保有する土地建物は使用価値のない「負債」としかならないだろう

もはや作物を植えることもできなくなった「買いての見つからない宅地」「商業地域」「貸し倉庫」が屍を晒し、伸びてきた雑草に覆われるのを待つのだ
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