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ホールフーズは資本構成を間違った   渋谷109

今回、ホールフーズマーケットで、アクティビスト投資家が恐ろしく利益を上げた
サウスパークホールフーズ2017-06-17

ホールフーズCEOが「欲深い」と批判のジャナ、3億ドル超の利益

2017年6月17日 04:38 JST
自然食品スーパーマーケットチェーン、米ホールフーズ・マーケットのジョン・マッケイ最高経営責任者(CEO)が、アクティビスト(物言う株主)のジャナ・パートナーズを「欲深い嫌なやつ」と批判したのはつい2日前の14日のことだ。
  ホールフーズとアマゾン・ドット・コムは16日、アマゾンによるホールフーズ買収を発表。アマゾンはホールフーズ株1株につき現金42ドルを支払う。ブルームバーグがまとめたデータによれば、ホールフーズによるアマゾンへの身売りで、ジャナは3億100万ドル(約334億円)超の利益を得たことになる。
  ジャナの最新の届け出によれば、同社はホールフーズ株8.2%取得で約7億9450万ドルを費やした。今回の買収合意で、ジャナ保有のホールフーズ株の価値が約38%拡大した可能性がある。ジャナの担当者はコメントを控えた。
  マッケイCEOは月刊誌テキサス・マンスリーとのインタビューで、ジャナについて「彼らはただ当社を売りたがっている。短期間で40%、50%のもうけが得られると考えているからだ」と批判していた。
原題:Jana, Mackey’s ‘Greedy Bastards,’ to Pocket Quick $301 Million(抜粋)


今更なに言ってももう遅い、株式を上場するってことは「不特定多数」の人たちに株式を所有されることと同じことだからだ

株式会社は株式で資産を、負債で運転資金を賄う

つまり、株主資本では固定資産を買い、借入金を使い在庫や買掛金を増やす

もちろん設備産業である製鉄会社や製紙会社、そして鉄道などは長期負債をたくさん使い
自社の設備を購入することがあるが、企業はそれほど長いローンはなかなか組もうとしない

例えばよくある「不動産会社はそんなに勧めてくるならなんで自分たちで物件を買わないの?」という疑問だ

不動産会社は、もし自社物件を持ちたいなら情報や売り手をいち早く手に入れることができるので、REITや資産運用会社などと比べれば有利な取り引きをできるはずだ

例えば東急とその子会社は渋谷109を日本でも有数の「有名なビル」に仕立て上げた
日本にはたくさんのファッションビルが有るが、建物の名称をこれほどテレビで読み上げられる物件は日本国内では他にはなかなかない(テレビで呼ばれるビルと言えば後は六本木ヒルズくらいか)


しかし、ほとんどの不動産会社はその「有利さ」を活かすような自社物件をあまり持っていない
東急不動産は極端な話109の二番煎じをいくらでも狙えそうな気がするけど、なかなか活かせていない

渋谷109東急2017年6月20日

例えば109の名称で自前でファッションビルを埼玉県とか神奈川にももっと建てりゃあいいのに静岡、鹿児島、町田、阿倍野、香港というよくわからん立地ばっかりで109ブランドを使っている


例えば建物は自前で建てたほうがどう考えても良いように思える

実際、首都圏や大阪の一部エリアその他の道府県でも、ファッションビルが成立しそうなエリアはある

しかしそれをせず賃借契約をするのは

「資本の有効活用」のためだ

もし借り入れしてビルを建てちゃうと借入金が増える
すると、一見株主資本の利益率は増えるが、株主は建物を買うことに同意してくれるか?

という点について経営者は考えないといけない

今の日本のように人口減少社会で不動産価値が低下していく環境の社会では、物件を取得して取り壊すまでの間に土地の価値は下落していくので、賃借契約を結ぶことで土地の価格の下落リスクを土地の持ち主に転嫁するほうが、正しい判断になる、近隣地域の人口が減る中で小売業向けに土地を買うのはあまり賢明とは言えない

だから九州に出店してくるコスモス、イオンなどの小売店は土地を買わずに「借りて」経営をしていることが多い、
私たちはついつい所有したがるが「所有しない」ことは、価格変化リスクを地主に転嫁しているということに他ならないのだ

その証拠に発展途上国や日本の田舎では企業の進出を集めたいときに工業団地をつくる、
そして工業団地の土地は「借りる」という形で利用される事が多い
一部の工業団地では「賃借10年で土地無償譲渡」などという「破格」の条件もあるが、
この条件は無意味だ

なぜなら「すぐローコストの地域に逃げられる」ことを好むような経済に世界はすでに変化しているし、
日本のように「利用しなくなった土地」を買い手がいなければ、売ることもできず、使いもしない土地に
税金を払い続けないといけない


だから「所有」はどんくさいやり方になってしまっている


企業は株式と負債を、株主と貸し手が許す限り活用する



株式は所有権の切り分けられたスライスなので、これを「良からぬやつ」に持たれると、
直ちにピンチになる

今回のホールフーズがそうだ、ホールフーズは議決権ベースで経営陣の考えを否定するやつ「ジャナパートナーズ」に
株の議決権を支配されてしまったので、経営者(創業者含む)たちはかわいそうにベゾスの手下になることを
強要されている

こういう憂き目を避けるには、株主資本のコントロールが大事だ


ウォルマート(Walmart)を創業したサム・ウォルトンは早くからウォルマートの株式を子どもたちに、
贈与しておいたおかげで、莫大な相続税から逃れることができた
また、アンダーアーマーは議決権ありと無しの2種類の株式を上場しており、アンダーアーマーの創業者
ケビンプランクは今でもアンダーアーマーの株式の議決権を多く所有している



上場しない選択肢もあるが、資本主義社会ではそれも難しい、なぜなら相続税があるからだ

例えば自動車会社フォードがNYSEに株式を上場したのはフォード株をヘンリー・フォードからフォード株を
受け取った人たちが株式を簡単に処分して現金化できるようにだ


日本企業は過去の時代は「株式の持ち合い」をすることでお互いを守ろうとした

株式市場では、銀行や創業者など簡単には株を売らない株主の持ち株を「特定株」という
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特定株は、「固定株」や「少数特定者持株」とも呼ばれ、上場企業の株式の中で、創業者一族やその企業の役員、関係会社などの大株主(少数特定者)が常時保有していて、株式市場には流通しない(出回りにくい)株式のことをいいます。
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逆になんかあるとすぐに売られる株を「浮動株」と言う「浮ついた株」と言っていい


テクニカル分析の本では特定株主が多い株をねらえと書いてある

なぜなら市場に出てくる株が少ないほうが株価は上がりやすいからだ


日本株がバブルの頃暴騰したのは「株式持ち合い」のおかげで「特定株の株主」が多かったからだ

現代では経営者の仕事は特定株式の株主を探すことも仕事なのかもしれない

ジョン・マッケイCEOは今後どうするつもりなのだろう

自分の創業した会社を追い出されるのか?ベゾスの下で我慢するのか?つらいところだ
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