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空母は最低3隻ないとダメとかいう説 軍事は財布に制限される

日本には空母は必要だろうか?

私は現時点では必要ではないと考える

なぜなら、あれは海外領土を持っている経済大国、つまり、アメリカ、イギリス、フランスそして過去の大日本帝国くらいしか必要ないからだ

航空機の高性能化と、航続距離を延長する空中給油機のおかげで現代の戦闘機、攻撃機、戦闘攻撃機は、
地球を半周するような任務を遂行できる能力を持っている

戦闘機は以前は貨物船や航空母艦で運んで日本に持ってきていたのに、最新のF22ラプターなどは、
直接日本の米軍基地に飛来する

だからそれこそ太平洋や大西洋、インド洋のような広い海域でないとそもそも空母で行く必然性がなくなってしまい
自動操縦と空中給油で行ったほうが安上がりになってしまっている



さて、今回は2chやミリタリーブログなどでまことしやかに発言されている
「空母3隻ないとダメ」説の検証だ

3隻ないとダメ説によると3隻はそれぞれ「整備(修理・改修)&休養」「訓練」「任務」を交代交代で行うという



まず史実を紐解いてみよう

日本帝国海軍(IJN:Inperial Japanese Navy)についてだ

まずIJNはそもそも戦力を休息させるということを考えていなかった

真珠湾攻撃の時点で日本軍は空母を9隻持っていたが、真珠湾攻撃に6隻の正規空母を投入している、
つまり赤城、加賀、飛竜、蒼龍、翔鶴、瑞鶴というほぼ全力を投入したのだ

9分の6で数で言えば、空母戦力の約67%を投入している
そして残りの3隻は小型空母なので搭載機の数で言うと、実際は80%程を投入している

つまり予備などいなかった


さて、まず現代戦では、開戦後にそもそも生産活動や訓練が終戦までに間に合うのか?

という疑問がある

例えばWW2の頃は航空部隊はGPSを持っていなかったので、まず方位磁石、次に航空機の飛行速度と飛行時間、風向き、そして僅かに見える島影を頼りに作戦行動を行っていた

だから、航空部隊は無線封止された状態で自艦の空母に戻ることにすら、職人技が必要だった
もし空母が方向転換していたら帰還することはできない

さらに索敵はレーダーが普及するまでは肉眼のみに頼っていて、雲、もや、太陽が視界を遮った

しかし現代はレーダーで敵の位置がすぐに暴露されるので、交戦する可能性がかなり高まった、
WW2の戦闘機のように雲の影に隠れたり、スコールの中に逃れたり、太陽を背に攻撃することはできない

「出会ったら必ず戦闘が起き、どちらかが死ぬ」のが現代戦なのだ

相手が気づいていないからやり過ごすなんてできないのだ

だから戦力の消耗する速度は過去の戦争と段違いだ

艦船も航空機も、レーダーで居場所がバレる


そこでだ、私はそもそも空母部隊は基地に帰還してはいけないという仮説を立てた


と、言うのも、WW2のドイツの通商破壊や日本軍とアメリカ軍の戦いを見ると、
実は補給中が一番危険ということが判明しているからだ

例えば、ドイツ軍が運用していた通商破壊用のドイッチュラント級戦艦(ポケット戦艦)アドミラル・シェーアは大西洋やインド洋で活躍したが、最後には港の造船所のドックの中で、イギリス軍の爆撃により横転沈没してしまった

1945年4月9日の夜、300機以上のイギリス空軍機による爆撃を受けたシェーアは造船所内で横転、沈没した。大部分の乗組員は陸上に移っていたが、32名が戦死した。


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アドミラル・シェーア (Admiral Scheer) はドイツ海軍のドイッチュラント級装甲艦の2番艦で、竣工時は装甲艦 (Panzerschiff) であったが後に重巡洋艦 (Schwerer Kreuzer) へ類別変更された。他国では「ポケット戦艦」として紹介された[1]。艦名は第一次世界大戦のドイツ大洋艦隊司令長官ラインハルト・シェアにちなむ[1]。アドミラル・シェアやアドミラル・シェアーとも表記する。第二次世界大戦中にはテオドール・クランケ(de:Theodor Krancke (Admiral))艦長の指揮下で通商破壊戦に従事し、最大の戦果をあげた水上艦艇であった。
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さらに同型艦のグラーフ・シュペーも港で自沈している

グラーフ・シュペーは自艦より強い艦船との交戦を禁じられていたが、交戦した結果深手を負い、
中立国であるウルグアイの港に入ったが、その間、イギリス海軍に包囲され、結局自沈したのだ

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アドミラル・グラーフ・シュペーは8月21日にヴィルヘルムスハーフェンを出撃、大西洋に進出した[3]。9月1日の第二次世界大戦の開戦後通商破壊作戦に従事し、1939年9月30日を皮切りとして、南大西洋やインド洋において多くの商船を沈めた。これに対し、連合国は、大西洋に7つ、インド洋に1つの、総勢で戦艦3隻、空母4隻、巡洋艦16隻からなる対策部隊を編制し、通商破壊艦の探索にあたった。
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通商破壊艦は戦艦を振り切れるよう、高速で航行できるように作られていたが、広い大西洋の中でも、逃げ切ることができず生き残ることができなかった、また、同じくドイツ海軍の戦艦シャルンホルストはイギリス海軍の哨戒網を突破することが最後までできず、最後は補足されてしまった

また港湾内での空襲も受けた
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1940年6月11日にそこでイギリス軍のハドソンによる爆撃を受けたが命中弾はなかった。6月15日、シャルンホルストは空母アーク・ロイヤルを発進したスクア急降下爆撃機による攻撃を受け、爆弾1発が命中したがそれは不発だった。6月20日にシャルンホルストはトロンハイムを出港して23日にキールに入港した。その途中にも英軍機による攻撃を受けたが損害はなかった
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日本軍の場合は、もっと悲惨である

日本海軍はいくつかの海戦で空母航空団の搭乗員を失った後、空母を貨物船として使い始めた

なぜなら空母航空団を編成できるだけの搭乗員はどこにもいなかったし、戦闘機攻撃機爆撃機を準備することはもはやできなかったからだ
それに空母は高速航行でき、艦内にも、甲板にも貨物を搭載できた

そして日本海軍はこの「つまらない」任務で、貴重な航空母艦を失った「信濃」がそうである
また「雲龍」も、フィリピンのマニラへの「特攻兵器桜花」の輸送中に潜水艦に襲撃され沈没している


これまでの戦訓によると
「海上の艦船は十分に警戒されていないとより多数の優勢な艦船と艦隊からの包囲から抜け出すことができず、もし港湾内にとどまっても空襲を受ける」
「自国より強い敵国と戦う場合、戦力の補充は期待できない」

という事実がわかる

この戦訓を踏まえると「補給なんて当てにせずに、空母機動部隊は相手の最も重要なところを攻撃しろ」というのが正しいと考えられる


ちょっと悲しいがこれが現実だ

アメリカのように何個も空母機動部隊を編成できるなら別だけどね

また、現実の世界でも、日本とドイツに勝ったイギリスですら空母はオーシャン(ヘリ空母)1隻とクイーンエリザベス級2隻が現役&建造中の状態に有るだけにとどまる

AV-8ハリアーは2010年時点で退役済み

さらに護衛艦隊も問題だ例を出せばたとえば米海軍では、航空母艦1隻には、搭載機60機、駆逐艦及び巡洋艦3─4隻、潜水艦1隻、補助艦艇数隻が必ずセットになっている。

これは装備する艦艇と航空機だけで合計10兆円ほどになる

試算

・空母ニミッツ級ロナルドレーガン建造費4500億ドル、日本円で4兆7000億円
・イージス艦1隻25億ドル前後(2700億円)✕4=1兆800億円
・艦上戦闘機攻撃機F35A1機110億円ほど✕50機=5500億円(本体価格のみ)
・シーウルフ級原子力潜水艦 2000億円前後


もうこれだけで6兆5千億円を越えた

ここからさらに、早期警戒機(E-2C 180億円)、各種ヘリコプター、空母で使う消防車、各種補給艦、などを整備していけば、いくらお金があっても足りない、燃料も入ってないしな

しかもここからまだ人件費もはらうのだwww


だから現在では事実上、全ての空母は常に臨戦態勢に置かざるを得ない状況になっている

だから、3隻体制は今のところ「だったらいいな」という絵に描いた餅でしかない
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