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米国株テクニカル分析ブログ ソシアルアドバンテージ 香港株、米国株、エリオット波動のブログ

大富豪の富を生み出してきたのは新しい産業であって評価しつくされた古い産業ではない ハイテクの妙味

「後作」という考え方がある

これは農業の考え方でAという作物の後にBという作物を植えると上手くいくという経験則や
理論に基づいた栽培の順番についての考え方である

同じのを作り続けると障害が出る「連作」と違い、植物の種類ごとの特性を活かすのが「後作」である

例えばトウモロコシの後にエンドウ豆を植えると良いなどがある


産業でも後作はある

例えば繊維産業の後に炭素繊維の産業技術に発展した例があるし
キセルや和釘を作っていた燕市は後に洋食器(スプーン・ナイフ・フォーク)の製造に変化していった
さらに、江戸時代から薬を売っていたある薬屋はいつの間にか武田薬品になって巨大化していた


つまりある産業を作るには「前提」となる「旧産業」があると、他の企業より優位に立てるのだ

手工業→軽工業→素材産業→製造業→コンピューター産業→ソフトウェア産業

という風に産業の主役は変化してきた

歴史から学ぶ上で重要なのは

巨大産業の勃興のときに「恐るべき富」は生み出されるのであって、既存の産業はほとんど富を生み出していない

事実、農業や水産業はほとんど人口の推移と同じように動くので「例外的な利益」を株から得ることは難しい

実際単一の食品会社でも数十の食品ブランドを持っているということが普通にあるし、
さらにその中でもさらに数十の商品群がある

スーパーマーケットや量販店の食品売場はアフリカのサバンナを除けば最も生存競争の激しい場所だといえる

客目線では気づかないが、例えばアサヒビールや麒麟麦酒、サッポロビールの人は毎週店舗を巡回して、
スーパーでの販促活動を行っている
新製品や既存の製品を売り込むためポップや景品をつけるためだ

さらにロッテや森永製菓の人も同様で、こまめに巡回している

なぜなら本質的にはビール、チョコレートやビスケットなどは本質的には「棚を取ったもん勝ち」で味やパッケージデザインで
大差を付けて勝つことができないからだ

仮に一部の人に絶賛されるような味のビールを作っても、逆の好みの人が当然いるわけで、その人達には逆に避けられることが避けられない
結果、大多数をターゲットにした味になってしまうわけだ

そして競争は激しい

例えばブルボンはおかき・個包装ビスケット・チョコ菓子でベストセラーを持っているが、
そのブルボンですらHP上の商品ポートフォリオの全部を棚に並べることができない

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株式会社ブルボンは、新潟県柏崎市に本社を置く大手製菓会社である。新潟県内を中心に合計9カ所の工場を保有する。東京証券取引所第二部上場企業(証券コード2208)。
柏崎の菓子店「最上屋」の息子で、洋菓子作りを学んだ吉田吉造(1886年 - 1954年)が、1924年に現在の柏崎市に設立した北日本製菓商会(きたにほんせいかしょうかい)が起源。同年に北日本製菓株式会社に改組、火災や水害などの障害に遭いつつも、1930年代には朝鮮半島にまで販路を伸ばすなど業績を上げた。
1952年に北日本食品工業株式会社に商号を変更。昭和40年代には「わたしのパルミよ!」のCMによる「レーズンサンド」のヒットで全国的にその名を知られるようになった。その後ブランドを「パルミ」から「ブルボン」に改め、1989年6月1日より現社名となっている。
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それほど食品の競争は厳しく棚は狭いのだ

しかも仮にブルボンが倒産したとしても、一週間後には他の会社が棚を埋めてしまうだろう

なぜなら「代わりはいくらでもいるから」


逆にある種のハイテク製品では代わりを探すことが難しい

例えば旅客機用のジェットエンジンは事実上世界で3社がほぼ独占している

それはGE、プラット・アンド・ホイットニー、ロールス・ロイスの3社だ

この3社に断られたらロシアや中国のように自分で作るしか無い、しかしそれには恐ろしいコストがかかり、
中国のように国策でなければほぼ新規開発は無理だ

さらにロケットエンジンもそうで、スペースシャトル計画を打ち切ったアメリカは覇権国にもかかわらず、
ロシアのロケットがなければ宇宙ステーションに人員を送り込めない

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ロシア製のRD-180はアメリカの宇宙計画に欠かせないロケットエンジンである
興味があるひとは是非ググって欲しい
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他にも鉱山機械や特殊用途の機器は世界で2社程度しか売っていないというのが普通だ

例えば鉱山用トラックはほぼコマツとキャタピラーの独占状態だ

これがポテトチップスだとそうはいかない

カルビーポテトチップスがなければコイケヤポテトチップスがあるし、コイケヤがなければ、
プリングルスもオーザックも、そのスーパーのPB商品もあるからだ

それに比べればハイテク、ITサービスは既存の商品・サービスより独占力がある

フェイスブックはフェイスブックしか提供できないし、
ツイッターもツイッターじゃないと提供できない


両者の時価総額にはちゃんと理由があるのだ


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