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技術革新への提言〜接ぎ木戦略〜

 「接ぎ木」をご存知ですか?
 
 農業の分野では、Aという植物の茎にBという植物の茎を挿し、別種の植物を融合させて、
両者の良い面(丈夫さ、商品性、病気耐性など)を引き出そうとするものだ。

 この技術を経済政策にも活かすべきだし既に実践もされている。

 例えば、日本の財閥は、現在の業務に隣接した分野に参入していくやり方で産業グループを形成し、
擬似コングロマリット(いろんな業種を同時に行う経営)と化している。

 私のこれまでの経験でも学習の結果でも、成長する企業は優れた特性を兼ね揃えている。
 つまり、事業の収益性、組織の強靱性、従業員の清廉性、優れた教育システム。
 しかし、周辺環境の変化とともに、収益性は低下している、既存の業務に投資しても利益は急増しない、
だからこその「接ぎ木戦略」なのだ。

 こうしよう。↓
 
 優れたベンチャー企業(創業十年以内で明らかに成長している)が資金を必要としているときは、
既存の優れた企業から支援を受けられるようにする。
 つまり、資金や人材、販売チャネルを供給してもらえるようにするということだ。
 これは日本特有の商慣行である「系列」をさらにアグレッシブにしたものである。


「系列」と呼ばれる商慣行は封建制がヨーロッパより長く続いた結果生まれたもので、
最終生産者である大企業(自動車だとトヨタ、日産など)を核とした運命共同体である。
 彼らは大企業の指示の下各自が全体最適化を図る、大企業が戦略を練り、徐々に下達していく。
 それぞれのコストカットは数円から数千だが最終製品だと数万円の差になる。

 「接ぎ木戦略」はいうなればサラブレッドの配合だ、サラブレッドは早く走るために生み出された人工品種である。

参考:)語源は Thorough [ 完璧な、徹底的な ] + bred [ 育てられた、躾けられた ] で血統背景だけではなく、育つ環境も含めて完璧であることを指す。「純血」を意味するアラビア語の直訳という説もある。

 育ち盛りの産業を発見したベンチャー企業に、既存の企業の素晴らしい特性を植え付けようというものだ(かぼちゃの丈夫さ+きゅうりの商品価値)。
 今のベンチャーの世界ではVC【ベンチャーキャピタル】が幅を効かせているが、これに対向するのである。


 詳細
■ベンチャー企業に投じた資金の利益は10年間か企業規模が同業2位の2倍になるまで非課税(短い方)とする。
■提携契約を結んだ大手の社員を指名してレンタルできるようにする(レンタルされた本人は功績に応じてストック・オプション)
■ベンチャー企業は雇用を毎年5%ずつ増加している場合は法人税を半額にする(創業15年まで)。
■ベンチャーへの投資は普通株への転換条件付き優先株を推進する(借金と違い、優先株は利子を支払う必要がない、さらに、普通株よりも配当金が多い)
■出資した企業がベンチャー企業の製品サービスを売った場合の出資企業の利益は非課税
■個人投資家は一人200万円まで出資できる、利益には非課税
■ライバル企業(非日本企業)から有能な人材を引き抜くことを推奨、本人が日本国内で勤務する場合は国税地方税を免除(納税後に還付)
■国外のライバルと合併し、シェアが1位になり、本社が日本になる場合は、経営陣の所得税、株式売却益の課税は合併後8年間半額
■シェア1位の企業(非日系)をLBO(レバレッジド・バイアウト)する場合、相手先の経営陣は5年間非課税
■ベンチャー企業の社員が提携先企業の教育プログラムを受けられるようにする。
これらの優遇策で成長産業を支配するのがこれからの取るべき道である。
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