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アメリカの経営ってすごすぎて驚き   21世紀の経営学 ウーバー UBER リフト

大きい会社は違うのかも知れないが、中堅企業は社内のモラルががたがたな場合が多い

例えば、経営している社長の生活の買い物に会社の名前で領収書を貰ったり、
交通費、雑誌の購入なんかも領収書をもらう

社長がこんなだから当然部下もそれに習って、仕事のために貰ったタクシー券を自分の休日に使ったりしちゃう

いわゆる役得ってやつだ

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でも残念ながら、これは中小企業だけ、日本だけにかぎらず、こういう役得は海外にもある

以前書いたかもしれないがゼネラル・エレクトリックの社長だって役得を得ている

ジャックウェルチ氏は1981年以来、21年間にわたりGE社に君臨し、同社を世界最強の企業に育て上げたとして「20世紀最高の経営者」と称賛され、日本でも「経営の神様」として多くの信者がいる。ウェルチ氏を称賛した日本のメディア、またはその経営指南を手本としてきた人々は、どんな思いでいま、この彼に関する報道を見ているのであろうか。
GE側がウェルチ氏の昨年九月の引退前に発表したことは、氏の2000年のボーナスを含む報酬は1,670万ドル(約20億円)であり、引退後もコンサルタントとして残り、その報酬は86,000ドル(約1,000万円)、会社施設とサービスを生涯使用できる権利を提供する、ということだけであった。
しかし、昨年秋に、日本の経済紙に連載されていたコラムで「引退後はもっと一緒にゆっくりできる時間が増えるのを期待している」と書いていたジェーン夫人との離婚協議において、夫人が裁判所に提出した書類からその生涯利用できる権利の内容が公になったのである。
離婚協議の中で・・・
元夫人がらつ腕の弁護士であったことがウェルチ氏に災いしたのか、ウェルチ氏がGE社から与えられている特権の半分は慰謝料として自分にも権利があると主張しての資料提出であったが、米メディアが競って報じた記事から、引退後にGE社から提供されていたというパッケージを挙げると、「GE社所有のボーイング737機の使用とマンハッタンの高級マンション、USオープンテニスの特等席、4つの邸宅の衛星テレビと、マンハッタンのマンションに関連するワイン、食料から新聞、トイレットペーパーにいたるすべての費用、そのマンション内の高級レストランでの食事…」など、これらを生涯にわたり提供するというものである。


会社所有のジェット機から新聞、トイレットペーパーまで、ジャック・ウェルチに切られた元社員はどう思うかね?

で、なんでこんな醜いことを大人はするのかということを会社をよく知らない高校生に向けて解説すると

なんで大人は会社の金を自分のために流用したがるの???

じゃあまず会社と社員のお金のやりくりについて考えてみよう

まず社員個人の場合

自分の能力と体力に見合う仕事を探す→スーツ、靴、かばん、車などいるものを買って準備する→働く→給料を受け取る所得税と住民税やら社会保険料やら年金を払う→生活に必要な物を買う(食べ物、服、家賃、こずかい)この時消費税を払う→余ったお金は貯金か預金

次は会社(企業の場合)

儲かる商売を探す→資本金を創業者が出したり、借り入れたりする→建物を建てたり借りたり、車、機械、コンピューターなどを買い、設立準備をする→従業員を集めて事業開始→商品、サービスを売り、代金を受け取ったり、売掛金を受け取る→売上金から従業員に給料を払い、建物土地の家賃、ローンを払うまた電話代、交通費、車輌のローン、設備のローンを返す(これが経費、他にも減価償却があるがココでは省略、興味がある方はググれ)、買掛金を支払う→この段階の残った利益から法人税を払う→いろいろ必要なお金を払ったあと残った利益から株主に配当金を払うで、株主の配当に税金がかかる

※法人税については法人所得税、法人住民税、法人事業税があるが今回は簡略化した《サーセン》

法律上の税の概念は上のお金の流れから見ると、従業員に冷たく、企業(法人)に暖かくなっている

従業員は給料から仕事で使うスーツ、作業着、車、道具を買って仕事に行く、そして、受け取った給与から税金社会保険料を引かれたあと生活費を払い、残りを貯金する

で、法人は最初に資本金を準備して創業し、必要な設備や建物、銀行から毎日の必要なお金を借りたり返したりしながら商売をして商売を続けるそして、売上高から、かかった経費や損金を払ったあとのお金に税金がかかってそこにようやく残ったお金を株主に配当金として渡す

つまり、法人税は経費を抜いてから課税されるから税金を払いたくない人は売上高に対してなるべく私的流用すればいいわけだ

ようは、税のがれのために、大人は領収書を欲しがるわけだ

で、このように税金を払わないように経費をつかうという腐敗が常に企業には付きまとってきたわけだが、
アメリカでは、経費にかんして、破壊的イノベーションが生まれている

これまで、会計の世界では利益を出すこと、そしてそれを毎年安定して増やして株主資本を最高速度で増やして行くことが、株価を上げる最善のやり方であり、自分の報酬を上げる手段と思われていた

だから、借入金で財務レバレッジをかけたり、成長が停滞したら自社株買いをしたりした


しかし、今、アメリカの成長企業がとっている戦略は膨張戦略とも言える、新しい概念で動いている


これまでの経営戦略はこんな感じだった

<小売業の場合>
まず、創業者がどこかの町で店を始める、上手く行き始めたらとなり町にも視点を出していき、やがて地平線の向こうまで支店が増えていく、そうするとやがて株式上場を考えるようになる

<製造業の場合>
製品の販路が増えるに連れて営業所が増えていき、工場は隣接する土地、近隣の土地を飲み込みながら敷地が広がっていき、企業城下町を構成していく
例)トヨタの豊田市(挙母市)、GM、フォードのデトロイト

しかし、今は違う


利益を出さない経営

今のアメリカ企業を純利益やROEでむやみに判断してはいけない

儲かりそうな市場でひたすら売上高でシェアを奪い、競争相手を買収するか排除して、排他的な独占市場を作る
これが膨張戦略だ

2016年8月27日11
①おっ、儲かりそうな市場やんけ

②ライバルも少ない、ここがブルーオーシャンか

2016年8月27日3

③売上高を上げるために、安売りセール、買収、特許、裁判でライバル潰したろ

④おっしゃ、この市場は我々のものだ、ライバルは今更参入しても知名度、便利さ、特許で我々に勝てない

このやり方を幾つかのアメリカ企業が採用している

90年台のITバブルの時1円も利益を上げていない企業がなんで100ドル超えの株価が付くのか、古い経済学者は理解できていなかったが、冷静に考えてみれば、現在価値(NPV)の問題であり現在の利益より、将来のシェアを選んだだけだったのだ

20世紀の経営では、医薬品、工業製品など、複雑な製品は特許や生産ラインの優位性が後発の参入障壁になったが、
先進的な工作機械、コンピューターが世界に行き渡った21世紀は先にダッシュすることが勝利の秘訣になっている

スタートダッシュ戦略は、Uberが採用しており、後発のライバルに追いつかれないように、ダッシュを続けている

米配車のウーバー、上半期赤字が1300億円近くに膨らむ-関係者

配車サービスを手がける米ウーバー・テクノロジーズは、非上場企業であるため業績を開示する義務がない。だが3カ月ごとに数十人の株主に対し、決算の詳細を説明している。
  19日の投資家向け電話会合で、ゴータム・グプタ財務責任者はウーバーの赤字が4-6月(第2四半期)に膨らんだことを明らかにした。1-3月(第1四半期)に黒字化を果たした米国事業も、再び赤字に転落した。
  事情に詳しい関係者によると、ウーバーは1-3月にEBITDA(利払い・税金・ 減価償却・償却控除前損益)で約5億2000万ドル(約522億円)の赤字を計上。4-6月の赤字は7億5000万ドルを大きく超え、米国事業でも約1億ドルの赤字だった。合計すると、ウーバーの上半期赤字は少なくとも12億7000万ドルに上ったことになる。
  グプタ氏は投資家に対し、世界的な赤字の大半は運転手に対する補助金が占めたと説明したという。ウーバーの広報担当者はコメントを拒んだ。
  一方、配車予約による総売上高は1-3月の38億ドル強から4-6月は50億ドル以上と、大幅な伸び。一般会計原則(GAAP)に基づく純売上高は9億6000万ドル程度から約18%増の11億ドル前後へと拡大した。
  
原題:Uber Is Said to Lose at Least $1.2 Billion in First Half of 2016(抜粋)


どうだろうか?

ウーバーすごいとか言ってるけど、赤字企業なのだ、上半期だけで1300億円も赤字なのだ

しかし、私の記事を読んだ読者ならもうおわかりだろう
これは「シェアを買っている」のだ

売上を18%伸ばしている

シェアを買う?なら買えなかった、後発組はどうなるの?

それがこのニュース


ウーバー競合が身売り交渉 GMなどと、米紙報道
2016/8/20 11:31
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 【シリコンバレー=兼松雄一郎】米ライドシェア(相乗り)大手ウーバーテクノロジーズの競合で米2位のリフトが、米ゼネラル・モーターズ(GM)、アップル、グーグル、アマゾン・ドット・コムなどと身売り交渉をしていたと米紙ニューヨーク・タイムズが19日報じた。

 好条件の買い手が見つからず、当面は現状のまま事業を続けるという。サービスの開発負担に加え、ウーバーとの激しい競争によりマーケティング費用がかさんでいる。リフトは1月にGMから約5億ドル(約500億円)の出資を受けると発表している。


可哀想に、2位はおそらくどこかに買われるか差もなきゃ独創的なサービスを思いつかなくてはいけない

このように、膨張戦略では1位以外は生き残れないのだ

米ウーバーの中国事業、競合する滴滴出行と統合へ-関係者


米配車サービス会社ウーバー・テクノロジーズは中国事業を、中国で圧倒的なシェアを持つ同業の滴滴出行に売却する。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。両社が巨費を投じて繰り広げてきた利用客とドライバーの争奪戦に終止符が打たれることになる。
  詳細が非公開であることを理由に関係者が匿名で語ったところによると、統合事業の価値は350億ドル(約3兆5900億円)に上る。ウーバー中国部門には、ウーバー本体や百度(バイドゥ)などが出資しているが、同部門株主は滴滴出行の株式の20%を得ることになるという。ウーバーは当面、中国で同社独自の配車アプリを使った事業を継続する。
  事情に詳しい関係者によれば、ウーバーが中国事業を滴滴出行に売却するのに加え、滴滴出行はウーバーに10億ドル出資する。滴滴出行は現時点でコメントしておらず、ウーバーはコメントを控えた。
  ウーバーのトラビス・カラニック最高経営責任者(CEO)はブログで、「ウーバー中国事業と滴滴出行が統合によって一層強力になることに疑いはない」と述べた。ブルームバーグはブログの内容を入手した。
  ウーバーと滴滴出行は中国での競争に多額の資金を投じてきており、事情に詳しい関係者によると、ウーバーは中国で20億ドルを超える損失を出してきた。
  カラニックCEOは、「ウーバーと滴滴出行は中国に何十億ドルも投資しているが、両社共にまだ中国事業を黒字化できていない。利益を計上できるようになることが持続可能な事業構築の唯一の道であり、長期的に中国の利用者やドライバー、各都市に最も貢献できる方法だ」とコメントした。
原題:Uber China Said to Merge With Didi to Create $35 Billion Company(抜粋)

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