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メタップスから見るションベン株の恐怖

私は以前クラウドワークスという会社の株を買って少し儲けた後、利確して、またしばらくした後またクラウドワークスの株を買ったのだが、今度は下げて損をしたあと損切りした


で、私はそのときに株で損をしている人がよくやる「含み損を抱えてからその会社のいいところを探し始める」というやつをやった結果、日本の自称ベンチャー企業のクソっぷりに幻滅してそれ以来日本の自称ベンチャー企業には手を出していない


メタップスで含み損を出している方の記事を見たので私が見た日本の自称ベンチャー企業の嫌な点をあげて、災害の記念碑のように皆さんへの戒めにしてほしいと思う

ちなみにションベン株とは一度高値をつけたあと、もとの安値の水準にまるで立ち小便の軌道のように下げた株のことである

クラウドワークス株価令和元年11月2日
これがクラウドワークス
サイボウズ2006年令和元年11月2日
これがサイボウズ



「日本の自称ベンチャー企業のヤバいポイントチェックリスト」

その1:身の丈に合わない好立地でやたらとお洒落で働きやすい職場

メタップスやクラウドワークスそしてサイボウズもそうなのだが意外なことにションベン株の企業はブラック企業というよりもホワイト企業であることが多い

なんなら素敵なオフィスとしてネットメディアや雑誌で取材されることすらある

そしてハイグレードなオフィスと広々とした会議スペース、壁にはアート的な絵画が飾られていることもある

従業員の中にはバランスボールを椅子代わりに事務をしている人すらいる

しかし、ベンチャー企業にとってとても大事な資源であるお金をよりよいオフィスというものに支出するというのは砂漠でスパゲッティを茹でるような暴挙に等しい

つまりただでさえ貴重なお金をオフィスの保証金や敷金として手放しているわけで、成長段階にある企業のあり方としておかしいと言える

逆に堅実さの代名詞である中京地域の上場企業などはそこらへんの中小企業の本社よりもしょぼい本社ビルであることが珍しくない(例えばカレー屋のCoCo壱番屋の本社とかビビるぞ 〒491-8601 愛知県一宮市三ツ井六丁目12番23号)

売上高300億円もないのに周りを見下す高層ビルにオフィスを置きたがる東京の自称ベンチャー企業とは根性が違うのだ

株主目線で言えばこの無駄に上等なオフィスを自称ベンチャー企業が使うことはまるで株主のお金で会社ごっこをされているような気分になってくるから悲しくなる

とくに投資家がブラック企業で働いてようやく手に入れたお金の場合、サイボウズとかクラウドワークスのような素敵なオフィスの会社に投資するのは皮肉としか言いようがない

サイボウズ オフィス 2019年11月2日


あなたがブラック企業で1日に6時間も8時間も立ちっぱなしで稼いだお金で株を買った自称ベンチャー企業の中ではバランスボールに座って働いているのだ


なんたる皮肉www



しかもションベン株の企業が問題なのは株価はバク上げするどころか上がること無く底値を這い回るのだ

つまりションベン株は上場ゴールみたいなもんで、株主に富をもたらしてくれることがなかなかない

サイボウズの株価など調べて貰えばわかるが長い低迷期があった

そしてなぜそうなるか?の原因が第三者割当増資という黒魔法である



その2:第三者割当増資を連打して既存の株主を虐殺する自称ベンチャー企業の経営陣


第三者割当増資とはなにかわからない方のために書いておくと第三者割当増資とは「経営陣が決定した今後戦略的なパートナーになりそうな相手に現在の株価と同じくらいの水準でまとまった株式を発行すること」というもので、企業は今後戦略的なパートナーになりうる相手にまとまった株式を引き渡す代わりに相手から現金を受け取ることになる


これに対し株式投資の素人は「戦略的パートナーと資本関係になるなら良いことじゃないの?」と思うかもしれない


私もそうだった

しかしこの第三者割当増資は実際には寄ってきた寄生虫に既存の株主の利益を与える行為として使われてしまうことが多く、既存の株主の会社の議決権が希薄化するため、実際には株価が下がることが多い


例えば株式の発行済株式の総数が100のときに新しく5%の株式を第三者割当増資すれば株式の発行済株式数は105株に増え、会社には株式の売却益が入る、しかしこのとき発行済株式を1持っていた既存の株式から見れば、自分の議決権は1%(100分の1)から105分の1になり議決権は0.95238%に減少してしまう

ここで重要なのは第三者割当増資でお金が入るのは会社であって既存の株主じゃないという点


つまり第三者割当増資をやられると既存の株主はいつの間にか自分の株式の議決権が希薄化されてしまい議決権の希薄化の分株式の価値が下落するというわけだ


また、増資してお金が入ったといってもそのお金が今までの利益率のまま投資されるとは限らないので、それまで営業利益率が10%だったのにいらん支出をしたせいで利益率が8%とかになる恐れもある

また何より株主になった企業と割高な企業間取引を始めたりしたら株主の利益が奪われることにつながる


しかも厄介なのは日本の自称ベンチャー企業は第三者割当増資をまるでベトナムや成長期の中国企業のように繰り返すせいで、その結果既存の株主は議決権の希薄化で株価の下落にさらされるという点だ


企業経営では「なるべく支配権を失わずに他人から借金をして利益率の高い商売をする」ということが大事なのだが、日本の自称ベンチャー企業はほんのわずかのお金や戦略的な株主(という寄生虫)と引き換えに簡単に第三者割当増資をしてしまう


その結果日本ではベンチャー企業に投資しても株価は継続的に下げ圧力を受け続けるため上昇トレンドが起きにくく儲けることが難しいのだ


逆に言えば日本の自称ベンチャー企業の経営陣はしばしば良いとおもって株主になった人に恩を仇で返すようなことをしている


だから日本になんでユニコーン企業が生まれないのか?と聞かれたら私は経営が糞だからだよと返したい


その3:レセプションとかセッションみたいなイベントに経営者や幹部がホイホイ出てくる、あるいは本を出しちゃってる

なぜかわからんが二流企業の経営陣や幹部はツイッターが好きで、ベンチャー企業なんちゃらみたいなイベント?カンファレンス?に出てきたがる

そしてセッショントークで質問者といろいろトークしているが、そのくせ自分の会社はたいして成長していない

私は自分の投資してしまった自称ベンチャー企業の経営陣が「起業家気取りの大学生みたいなツイート」をしているとガックリする、だってすでにJASDAQに上場しているのに未だに大学生のノリみたいな経営陣がいるって会社にマイナスだからだ


経営陣がなぜツイッターをすることやイベントに出てきたらだめなのかというと「一流の経営陣はそんなことしている暇はないから」だ例えば世界的な投資家のウォーレンバフェットは未だに自分で本を書いていないし、ビル・ゲイツもジェフ・ベゾスも自分の本なんて書いていない


私達がウォーレンバフェットの投資方法を学ぼうと書店に行くと並んでいる本は「ウォーレンバフェットについてウォーレンバフェットじゃない人が書いた本」ばかりで、ウォーレンバフェット本人の本は読むことはできない、というかそもそもウォーレンバフェットに1度も会ったこともない人がウォーレンバフェットの投資法について書いていたりする

ならなんでウォーレンバフェットは自分の本を出さないかと言えば忙しいからで、なかなか一流の人は暇がないのだ


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私のウォルマート商法 すべて小さく考えよ (講談社+α文庫)
ちなみにウォルマートのサム・ウォルトンは病気になったことで自伝をかくことを決めた

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だから経営陣や幹部がカンファレンスやイベントにホイホイ出てくるような会社は基本的によくない



その4:そもそも宣伝をケチる

日本の自称ベンチャー企業は宣伝をあまりしない

これはLINEとかティックトックが出始めにテレビでステマを繰り返し、わざとらしく芸能人にLINEとかティックトックを体験させたことと真逆である

日本の自称ベンチャー企業が疑問なのは、宣伝をケチるというところで、一般人の目に触れる機会がかなり少ない


それはなぜかというと彼らはおそらくインターネットを万能だと考えていて従来のメディアに広告を打つことを無駄だと考えているのかもしれない

しかし、インターネットサービスは携帯電話のように一定数以上の人たちが使い始めると「使っていないと変な人」になってしまうため、本来想定していない年齢層も顧客になりうる

だから前もってテレビなどでステマを打つことが大事なのだが、日本の自称ベンチャー企業はそういうのが苦手である


LINEの出始めにテレビでしばしばめざましテレビやZIPなどでLINE特集をやっていたが、あれがステマである


日本の自称ベンチャー企業は広告をケチるという点で、風雨にさらされて色あせた看板を塗り替えることすらしない田舎の商売人と同じレベルの感性であると言える


老舗なら生き残れる田舎の商売人ならともかく、宣伝費をケチる日本の自称ベンチャー企業の経営陣は商才がないと言って差し支えがない





ションベン株は以上のような特徴を持っているため儲けるのが難しい株式となってしまっている

私から言えることは経営陣の名前をグーグルで画像検索したときマイクをもってステージの上にいたらその会社には投資を控えたほうが良い


ということだ






吉田ああああああああああああああああああああああああああああああああああ
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