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AmericanFactory(美国工厂)がドキュメンタリーとして面白かった

Netflixのアメリカンファクトリー(AmericanFactory)が面白かった


ネットフリックスのドキュメンタリーであるアメリカンファクトリーは、アメリカの工場集積地の一つだったオハイオ州デイトンの閉鎖されていた自動車部品工場が、自動車用窓ガラスの製造工場として中国企業に買収されるという話だ


デイトン、自動車と聞くと車好きにはタイヤをイメージする人もいるかもしれない

デイトンというブランドはブリジストン傘下のタイヤブランドの一つで、アメリカンファクトリーのストーリーで登場した工場があるオハイオ州デイトンの街で創業した地名からとったものだ



さて、Netflixのなかのアメリカンファクトリーの工場は中国の経営者が経営するフーヤオというガラスメーカーに買収されもう一度工場として再開されたのだが作業員は地元のアメリカ人と中国から来たフーヤオの生え抜きの中国人がともに働くことになった



このとき、アメリカ人と中国人の対比で面白かったのは中国人はアメリカの言語である英語を習得しようとする姿勢を見せるのに対してアメリカ人はといえば英語で通そうとするところだ


また、アメリカ人は組合を組織して労働者の権利を守ろうとするのだが、共産主義の国から来た肝心の中国人には労働組合つまり工会(労働組合の中国語)という概念がなかった

なぜなら共産主義の国では共産党があらゆるものの上にいるから労働者が資本家と戦わなくなっていたのだ

そのため中国のフーヤオの工場は軍隊的な管理と共産主義的なスローガンを大声で叫ぶこと、社歌を歌うなどの行為によって日本の高度経済成長時代に共産主義を添加した状態になっていて、国家資本主義を共産主義のOSで実行するみたいな感じになっていた

道理で中国の経済は強いわけである


ちなみにフーヤオの中国工場でアメリカ人が見学したときの見学したその班のスローガンは「逆水行舟 不进则退」四字熟語2つだがわかりやすく言えば「流れに逆らう船は進まなきゃ後退するだけだ!」というような感じだ


アメリカンファクトリーは中国人がアメリカの工場を買収したという話の都合上、中国語で話す経営者のセリフが英語の字幕よりも私には中国語の方が印象的に感じた


フーヤオの経営者は毛沢東鄧小平江沢民胡錦濤習近平の写真をさして「私たちの建国以来の5人のリーダーだ」と紹介した後に、このアメリカンファクトリーの作品の中でも象徴的な一言を言った


それは

「没有政府的大力支持  企业就肯定走不好」というもので政府の強力な後押しがなければ企業は自信を持って進めないと言う意味だ


ここに国家資本主義のエッセンスが含まれているのを私は感じた


実際、ドキュメンタリーの作者はこのシーンを1時間50分のムービーの中で50分ごろという一つの転換点に持ってきている

この後フーヤオの経営者は企業と労働組合が歯車のように噛み合ってフーヤオを成功させるために奮闘すると続けた

ここは日本の御用組合みたいな感じに似ているとおもった

次に経営者は「私たちは船の上にいる、船が良ければみんなハッピー、船がひっくり返ればみんな飯はなくなる、簡単な道理だろ?」と続けた



で、アメリカ人と中国人の工場作業員の対比も面白かった


なぜなら中国人はまるでコピー・アンド・ペーストをしたように同じような人たち(黒髪、短髪、やせてる、アジア人で違いはメガネをしてるかしないかくらい)なのにたいしてアメリカ人は人種が黒人白人ヒスパニックがいて太ってる人もっと太ってる人、入れ墨をしてる人がいてアクセサリーをつけている人、ヘアバンドをする人などいろいろだった


また、アメリカ人はなんというかダラダラしていて整列すらまともにできないシーンがあった


(と言っても体育の授業と称して軍隊のような行進訓練を小中高生にやらせる日本人の私の見方のほうがおかしいのかもしれないが)


で、一番印象的だったのは我们到死 不论被埋在什么地方都是中国人という経営者のセリフで、意味は死んだ時どこに埋められても中国人だという意味だ

そして経営者はその後こう続ける「今日、中国人がアメリカの企業を経営することができた、私たちに最も重要なキーポイントは稼ぐ金の多い少ないじゃない、アメリカ人が中国人を見る見方を変えさせるということだ、中国の見方だ」


私はこれを見てアメリカと中国の関係性が見えてきた


結局アメリカ人と中国人はともに働くわけだがもちろんトラブルも起きる

全編見るとドキュメンタリーとしてアメリカンファクトリーは高いレベルの面白さだった

アメリカンファクトリー、なかなか面白かった
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