FC2ブログ
 

米国株テクニカル分析ブログ ソシアルアドバンテージ 香港株、米国株、エリオット波動のブログ

和弓と弩とタクシー券

私は日本株が嫌いだ

なぜかというと日本株はなかなかトレンド通りに素直に動いてくれず狭い範囲をいつたり来たりする傾向があるし、日本企業のお金の扱い方のデタラメさにウンザリしているからだ


日本株は年金の資金で上昇しているが、もし年金の資金がなければおそらく日経平均はもっと悲惨なはずだ


なぜなら日本企業はそもそも成長するどころか衰退している最中だからだ


日本企業がダメなのはバブル景気の人口ボーナスによる好景気の崩壊から、経済を質的に変化させられなかったからである


それは労働集約型産業から知識集約型産業への転換だ


例えば面白いのは、中国は無人コンビニを作り、ファーウェイは1万人の大卒者を採用しようとしているのに、日本企業は声かけ(「唐揚げくんいかがですか?」というあれ)と接客向上を進め、東南アジアから単純労働力を集めようとしているという違いだ


ファーウェイは1万人の大卒者や院卒の若者に最先端技術を研究させようとしているが、日本はベトナム人を借金まみれにして使い捨てにしようとしている

最先端技術はひとかけらの金属でしかない電子部品を数千円や数万円で売ることができる

逆に単純労働力は朝から夜まで畑で働いても最低賃金すら労働者に払えない




私はこの事について和弓と弩(いしゆみ・クロスボウ)の違いのようだと思った

和弓とは弓道部や武士が使うあの長い弓、弩は足の筋肉と背筋で引っ張って矢を飛ばす複雑な機械弓だ


歴史上、日本は和弓を使い弩を使うということはなかった、そして、中国の歴史では弩を大量に生産して運用した

和弓は構造上、40kgや50kgの重さの弓の弦を個人の筋力で引く為、年間通して常に筋肉を鍛える必要があるし、持続的な訓練が必要だ、だから和弓は武士のようなフルタイムの戦士しか使えない武器だ
武士は毎日の訓練で戦闘に備えているからある意味武士の和弓は労働集約型の武器だと言える


逆に古代から中世の中国の軍隊が用いた弩は、専門の職人が必要なほど製造がとても難しいし金属の金具部品を使用するため和弓よりも高価だ
そして定期的な部品の交換も必要だ
しかし弩は腕力を常に鍛えて維持する必要がある和弓と違い、肩や背中や足の筋肉で引くことができるため、筋トレは和弓よりは少なくて済む
そして落ち着いて狙えるから素人にも当てやすい

つまり弩は和弓と比べると筋力の代わりに弩の製造技術という知識と資金を集めて筋力という問題に対処しているので、相対的に弩は知識集約型の武器であると言える


和弓は人間の体力を戦闘力に変えるが弩は知識と資金を戦闘力に変えることで筋トレの苦労と時間を節約している


これを無人コンビニに置き換えると、無人コンビニはカメラの映像認識能力という技術と電子決済という技術をお金をかけて整備することで有人レジの店員を不要にしている

つまりレジ打ちの人を節約しているのだ


逆に日本の小売業は技術の発達を受け入れることが苦手で、なぜかレジ打ちの店員にレジ横の揚げ物のおすすめを大声で叫ばせたり、酷いことに仏教徒だらけの日本人にクリスマスケーキを自爆営業させるというデタラメなことをしている

皆さんも「からあげクン揚げたてです!」とか「ファミチキ揚げたてです」と大声で叫ぶコンビニ店員に出くわしたことがあるはずだ

これが知識集約型と労働集約型の違いだ


労働集約型産業は苦労をお金に変えるが知識集約型産業は知識とお金で苦労する手間を省く


この考え方が無いから日本企業は従業員に対し負担を押し付け続けるのだ(そして外人にも)


そして何が悲しいって、労働集約型産業は努力が蓄積されない

例えば農家は毎年毎年泥にまみれて新しい苗を田んぼに植えないといけないし、宅配便の配達員も毎日ネズミのように走り回っているが、来年の同じ季節もやっぱり走り回っている


しかし知識集約型産業は苦労を繰り返す必要がない


なぜなら技術によって守られているからだ

例えば携帯電話に関する特許を一度手に入れれば、後発組はみんなその特許を使わざるを得ない

つまり一度見つけた知識を売るだけで継続的に利益を得られるわけだ


類似したものはキャラクター商売がある

例えばディズニーはミッキーマウスやリロアンドスティッチやディズニープリンセスの画像をコップやシャツやお菓子に使う許可を出すだけで自分たちは製造も販売もしないくせに高額なキャラクター使用料を徴収する



和弓と武士の遺伝子のせいか日本企業は知識集約型産業に転換することがあまりうまくいっていない


だから労働者に苦労ばっかりさせて低賃金で、なおかつ株主にも恐ろしく低い配当金しか出さないのだ


そもそも資本主義は「儲かる商売を見つけて、自己資金と株主から資本を募り借入金で運転資金を調達し、なるべく所有権を手放さないようにしながら長期負債を使い、事業が破綻しない程度にリスクを取り儲ける」という理屈であり、労働集約型産業をしたがる日本企業には不向きですらある



そして、日本企業は従業員にも株主にもお金を配るのが嫌いであるその一方で、役得が好きだ


つまり中小企業の社長が公私混同をしたり、公開企業なのに役員と一部の従業員だけで株主と従業員の受け取るべき利益を独り占めして使い込むなどだ

ーーーーーーーーーーーーー
例えばこういうことがあった


私は高校時代からの友人と飲みに行った帰り、友人の部屋まで歩くのが面倒だったのでタクシーを呼んでワリカンして乗ろうと提案した

すると友人は〇〇タクシーなら乗ると言った

私はてっきり割引サービスでもあるのか?と思ってそれに従うと、タクシーから降りるときに友人は財布からタクシー券(タクシーチケット)を取り出してタクシーの運転手に渡した

私は「私用なのに大丈夫か?」「休日なのにいいのか?」と聞くと、友人は「上司もみんなやってる」と言って悪びれる様子もない

ーーーーーーーーーーーー

日本では公私混同の経費使用があるので企業のコストがデタラメだ


私がいたいくつかの企業の場合も文房具を自腹で出させたり、仕事で必要というものが自腹なのに社長の遊興交通費は経費からというのはいつものことだ(そういう企業に限って事務所に社長のでかい写真が飾ってある、北朝鮮かよwいや?大日本帝国か?w)



日本企業は従業員に自腹を強いることで経費を節約できたと思い込むが問題はそのせいでモラル崩壊して経費の私的使用が多額になったり横領が発生して結局従業員に自腹させてした節約を帳消ししてしまうところだ



例えば農協は職員にいろいろな商品や雑誌を自爆営業させているが、そのせいかわからんがしばしば横領が発生して金額も頻度も銀行より多い


私が思うに自腹を従業員に強いると規律が低下するのだと思う

日本だけなのかわからないが、自腹の負担と自爆営業は規律の低下を招くし、規律が低下して経費の私的使用が増える


バブル景気崩壊後、不景気に対して知識集約型産業への道ではなく労働集約型労働の徹底と自腹負担と自爆営業の道を選んだ日本

従業員にも株主にも配る金をケチり株価も年金の資金頼み


日本株を買うのはどマゾの人だと思ってしまう
関連記事
スポンサーサイト



コメント


管理者にだけ表示を許可する
 

 

トラックバック