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アパートサブリースとベトナム人実習生

思うのだが、ひょっとすると21世紀の日本人は商才をなくしている気がする


これまで幾度か衰退中の日本と地中海の女王と言われ昭和の日本と同じく製造業と貿易による経済の覇権を持っていたヴェネツィアの衰退期について書いたことがあるのだが、衰退期のヴェネツィアと日本はとてもそっくりで、興味深いので、経済史に興味がある人は是非ヴェネツィアの歴史を知ってほしい



ヴェネツィアの歴史は中東からのオリエントの商品の貿易による利益により発展して、やがて貿易という危険で困難な仕事をヴェネツィア人たちが忌避し、最期にアフリカ東海岸経由でアジアへ向かう航路をポルトガルやスペインが使い始めてヴェネツィアの経済覇権にとどめをさすことで終わりを迎えるという流れをしていた


ヴェネツィア人たちは、豊かになる以前、貿易船に乗り込み地中海を渡り中東の港で仕入れた品物を輸送して利益を得ていたが、豊かさに溺れてしまうと、やがて土地を所有して地主になることを選び、ヴェネツィアの富の源泉である貿易の衰退を引き起こしてしまった

つまりヴェネツィア人たちは船の上で太陽に照らされ潮風に吹かれ海賊に襲われ暴風雨にさらされる生活を避け初めて衰退したのだ

ヴェネツィアが辿った道はありがちな地域の経済強国の経済の興亡なのかもしれない



しかし日本の現状は今やヴェネツィアの衰退期と怖いほど似てきている

日本は周囲を海に囲まれた海洋国家だが、今や貨物船を所有していても、船員になりたがる日本人はかなり少ないし、「ものづくり」とか言っているクセに、猫も杓子も本社を東京に置こうとして製造部門と本社があまりに離れてしまったり、あるいはリスクを取ることが極端に嫌いなくせに簡単に口車に乗って、アパートを建設してサブリース契約をしてしまう


そして、経営者は自分の経営能力の不足を同じ日本人や外国人からの奴隷的な搾取で穴埋めようとしている


さて、この記事では商才について書きたい


そこで、今の日本で起きている受け身なくせに欲をかくみっともない人の増加について書こうと思う



今、日本ではアパートを建設してサブリース契約を結び、家賃収入の問題から逃げようとして逆に不動産屋や建設会社の食い物にされるという例が増えてきている


これによれば、大家は建設したアパートをサブリース会社に貸して、サブリース会社は借り手を探して家賃を受け取り大家にサブリース契約通りの家賃を毎月払うというものなのだが、問題はサブリース契約が実際には大家に不利な契約であるという事や、サブリース契約の改定で大家が不利になるという点だ


サブリース契約の問題は、不動産について勉強せずに儲けようとする大家が「営業の人がいい人そうだから」とよくわからない理由で、自分で家賃と空室率について電卓を叩かずに契約を結ぶ為に発生する自業自得のことが多い



この記事では具体的にサブリース契約で不利になるパターンは書かないが、アパートの需要や、ライバルの存在などすら考えずにアパートを建設してしまう人の多さに正直私は驚いている


たとえば、単身者向けアパートの需要がどう考えてもないような場所で単身者向けのアパートを40部屋も建ててしまうなどだ

特に九州の場合、若者の所得水準が低すぎて、単身で何年もアパートに住むよりも彼女と家族向けのアパートに同棲する方が多く、単身者向けアパートは所得水準の高い工場のそばくらいしか需要がない

しかもやばいのは、今の日本では若者と高齢者の所得に対する意識が違いすぎて、高齢者は若者がこうあるべきみたいな事を言っても若者は金銭的にそんな余裕ないみたいなことが多い



まあ、ともかく、アパートのサブリース契約の問題は不勉強なくせに資産運用をしようとすると愚か者への天災であると言える



つまり商才もないのに借金をしてはいけないのだ



次に外国人労働者あるいは外国人実習生についてなのだが、私が外国人実習生を受け入れようとする人たちに感じる違和感は「受け身」である事だ


つまり自分は外国人実習生の為にベトナム語やインドネシア語や中国語を勉強する気もない癖に、外国人という異質な人たちを呼び寄せて、日本人と同様に働く事を期待すると言うものだ


外国人実習生を受け入れようとする人に限って、外国語を勉強する気が無いし、するつもりもない場合が多い


つまり自分は外国人実習生を受け入れて働かせようとしている癖に、語学の面では「相手が勉強してきて当然」という受け身なのだ


そして、当然そういう横着な日本人経営者のいる職場からは外国人は逃げ出していくy


つまり相手に合わせるという気持ちが無く、受け身なのだ、そして相手の言語すら興味を持たない場合「商才がない」という



こういう横着で受け身の経営能力の無い人が経営者である企業は九州地方では珍しくもない


しかもそういう奴に限って、日本語が理解できないというだけの理由で外国人をバカにしたりする(そして逆襲されるw)

思うのだが、自民党や公明党の外国人実習生を受け入れ推進した議員の中に一体何人ベトナム語を勉強したことがある人がいるのだろうか?

受け身なくせに欲をかく


これは現在の日本人の悪い点であり、ヴェネツィア人たちがヴェネツィアの経済が傾き始めた時に取った行動と似ている



商売は商才と苦痛無くして成功しないので、商才(知識、経験、判断力)がなければ所有地からの家賃収入すらまともに得ることはできない


その事について私達はもう一度考えるべきである

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