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エリート不在の日本

今、現職の国会議員の中で政権与党である自民党に取って代わり政権を取ることを目指しているのは山本太郎だけだ


他の議員は共産社民立憲維新含めて、政権与党を目指していない


よく「野党は批判だけ」と言うが、その態度はなぜかといえば、どう見ても今の日本の経済や政治の情勢は破滅に向かっているので、与党に今更なっても、できることはほぼ無いと、野党の議員たちも気づいているからだろう


言うなれば、エンジンが4つついているジャンボ機のエンジンのうち、3つが炎上している状態で操縦を変わるようなものであり、そんな役目誰もしたく無いからだ


昭和の日本の経済の主要な産業であった、家電製品、造船、電子機器は今や韓国中国の企業に敗北し、自動車産業のみが産業の体をなしているようなもので、かなりやばい状態だ


もちろん過去の遺産である、特定分野の部品や材料やニッチ製品では未だ高いシェアを持っているが、重要な部分を押さえていたり高いシェアを持っている製品は減り続ける傾向がある


先行きは暗い


何しろ産業の空洞化は日本企業のリストラが増加していることが証明している


普通企業は成長段階で従業員が増えて、衰退期には減員するからだ


今の状況を変えるには急速な意識の改革と資本の最適化を進めるべきであるわけだが、それには多数派の意見が変わる必要がある


しかし歴史上多数派が始める改革はうまくいかない


なぜなら関係者が多すぎて、関係者を悲しませないように施策をする事が出来ないからだ


だから、本来なら社会の中で選抜育成したエリートによる改革を行うべきなのだが、今の日本では本当のエリートがいない

つまり「いくつかの条件で選ばれ、特別な教育を受けた人」がいないというわけだ


たとえばフランスのグランゼコールという高度な職業訓練校は卒業しても大卒資格は貰えない

しかし入学すればエリート教育と専門的な教育を受け卒業すれば、社会の重要な職責に着く

つまり大卒高卒じゃなくて「グランゼコール」というエリート教育を受けた人と認識される訳で、日本で例えればグランゼコールは幕末に改革派の藩に作られた藩校に近い

幕末の時にも、戦国時代以来の譜代の家臣たち以外から選ばれた人が、特別な教育を受け留学をして、幕末という時代に活躍した


だからよく調べると幕末の志士たちは剣の達人とか攘夷思想にまみれた異端者あるいは殿様に気に入られた人ではなくて「選抜育成された人(つまりエリート)」であることに驚く


フランスではエリートが社会を動かしている


だからフランス人は夏にバカンスに出かけても、冬に餓死しないのだ

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逆に地中海挟んで反対側の北アフリカの人たちがなぜなかなか発展できないかと言うと、エリート教育をしても経済の原則に従って個人の幸福のために、既に経済的に豊かなヨーロッパに渡ってしまい、今から発展する社会を作り上げていく事がなかなかできないからという事が大きい


経済では既に豊かな方が貧しい方を不利な状態に置き続ける傾向があるため(日本のパートアルバイトの低賃金もそうだ)北アメリカの人はなかなか豊かな社会が作れない

だからサッカー選手も看護師も医師もフランスで働こうとする

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一方日本では、なぜか親の金で家庭教師や塾に通い「受験のテクニック」で大学に入った人をエリートと見る勘違いをしてしまっている



しかし日本の大卒はエリートの基準である「選抜育成された」というエリートの基準を満たしていない


なぜなら大学受験は「〇〇大学に行こうと思った人」の中から受験で絞り込むだけであり、「〇〇大に行こうと思わなかった人」は除外されている


だから21世紀なのに日本では夏のバカンスが無いわけだ(それどころか盆休みが無い人が増えている)


日本企業は、今のようになる以前には社内でエリートを育成する仕組みを持っていた


それはフランスのグランゼコールのようなものでは無いが、もっとコンパクトだがグランゼコールよりも安価で強力な仕組みだ


それが選ばれた社内での高卒の従業員の育成である


日本の大企業は、工業高校や商業高校から成績上位の生徒を毎年2、3人推薦者の中から採用する慣例を持っていた
その生徒は、学力だけでなく、人格でも推薦を受けられるようなものを持っていた


そして、彼らは18歳から企業で働く事で、その企業で独自の知識や経験を蓄えていき日本企業の中で小さなエリート的存在になって行った


つまりフランスのエリート育成システムであるグランゼコールと違い日本の産業界は商業高校や工業高校から推薦された生徒を育てる事で小さなエリートを育成したわけだ


この推薦された生徒は働く中でエリートの基準である「選抜育成された」と言うものを満たすわけで(もちろん高度な職業訓練校であるグランゼコールよりはレベルは低いがその企業の業務に関してはより専門化している)、集団の中での核になりうる人になっていく


そしてその事が日本企業の強みだったのでは無いのかと今になって思う


その後、日本では学歴の高度化によって大卒資格のみの応募受付を広げ、22、23歳の大卒者を採用するというやり方に変えたのだが、問題は、日本の大学教育は普通科→大学と言うルートを辿るため大学に入るまでに職業に就くために役立つ教育を受けられないと言う点だ


つまり学校から推薦された優秀な生徒を徒弟制のように育てるには脳みそに職業と無関係な知識が入りすぎだし歳を取りすぎているわけだ


日本は社会の高学歴化の中で徒弟制を廃止した

かと言ってグランゼコールのようなエリート育成システムもない


エリート育成システムを導入する必要がある

エリートの基準は「選抜育成された」と言うものである
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