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スタバのエスプレッソと長崎新幹線に対して

このブログの読者の皆さんの中でスターバックスのエスプレッソを飲んだことがある方はいますか?


いない?


私もそういえばスターバックスでエスプレッソを飲んでいる人を見たことない


そしてスターバックスのエスプレッソは実は落とし穴商品である


なぜスターバックスのエスプレッソを落とし穴とまでいうかと言えば、それは量がびっくりするくらい少ないからだ


スターバックスのエスプレッソはたったの30ccしかない

これはヤクルトの1本よりも少ない、なんなら大さじ二杯分しかない

だからスターバックスで長居しようとしている時に冒険心をくすぐられてエスプレッソを頼むと、30ccという恐ろしく少ない量のエスプレッソが出てきてあっという間に飲み干してしまう事になる


だから落とし穴商品だ


しかもスターバックスにはドトールのようにお冷のディスペンサーはないので、紙ナプキンやプラスチックのナイフフォークのあるところの牛乳くらいしかお冷がわりになるものがない


だから落とし穴商品


さて、九州では先に開通した南北に博多駅から鹿児島中央駅までを走る九州新幹線に続いて博多駅から佐賀を抜け長崎に至る長崎新幹線も計画されている


私は長崎新幹線も将来的に落とし穴商品になると考えていて長崎行きの新幹線の建設には反対だ


なぜなら、長崎市へはすでに空港と高速道路と在来線の鉄道が整備されていて、ここへさらに長崎新幹線を在来線の線路ではなく専用の高架を通す方式で整備すれば、第4のアクセス手段が整うことになる


しかし、長崎と福岡の間には、空路鉄路高速道路と新幹線のすべてを黒字にできるほどの交通需要は見込めず今後増える見込みもない


つまり、新幹線が博多駅から長崎市まで開通すると交通需要をあっという間に飲み干してしまう訳だ


そうなればスターバックスの紙ナプキン置いてあるとこの無料の牛乳のように長崎県長崎市や佐賀県の自治体からの補助金が投入されて、言うなれば永久に財務面で自立できない負の遺産を作り出してしまう事になる


つまり長崎行きの交通の需要は余りに少ないのだ


スターバックスのエスプレッソと同じだ


鉄道には必ず守るべき原則がある


それは目的地と目的地を結ばないといけないというものだ


つまり都市から田舎方向に向かって線路を引くのはダメであり、都市から都市へと線路を引かなくてはいけないということだ

なぜならもしそうでなくては朝通勤通学者をAからbに運べば車両が昼間反対にBからAへ進む時には車両は空気を運ぶことになるからだ

そうではなくAからもBからも十分に需要があることが大事なのだ


運営に多大な固定資産(車両、設備、駅、線路)を必要とする鉄道は損益分岐点が高いため、常に車両の利用者の稼働率を上げることが大事であり、だからこそ目的地と目的地を結んで走らなくてはいけない


繰り返すが、長崎新幹線はスターバックスのエスプレッソと同じだ


日本の高速鉄道である新幹線は海外のTGVやICEと違い専用の高架を必要としている

そのため損益分岐点はヨーロッパのTGVやICEと比べるとかなり高い

しかも新幹線の場合在来線のように住宅地の開発や商業施設の開業による需要の生み出しが難しいため、長崎新幹線はハードルが高いと言える

フランスドイツイギリスが新幹線のように線路を専用線にすることを避けるのは、在来線との競合と損益分岐点の高さが原因だと言える


長崎新幹線の停車駅となりうる長崎市の人口が40万人、佐世保市が25万人、果たして長崎新幹線を黒字にできるだろうか?


どうしても長崎新幹線を作りたいならやはり線路は専用の高架ではなく在来線との共用が望ましいと思う



ただし、期待されていた外国人観光客は減少に転じるのではないか?という予測も九州では報道されていて、例えばクルーズ船の寄港の減少により福岡市の高島市長が公約としていた博多駅と博多港を結ぶロープウェイの構想は完全に放棄されてしまった


これまで九州を訪れていたクルーズ船はクルーズの期間の都合で九州へと来航していたわけだが、需要も一巡してしまったようだ


むしろ、福岡市と長崎市というコースは東京京都大阪ルート並みにメジャーすぎて今の段階は「来たかった人はだいたい来た後」なんじゃないか?と私は予想している



長崎新幹線を黒字にするには高架を諦めるべきでありなおかつ乗車券以外の収入を増やすこと、リピートをしてもらう方策が必要であり、かなり厳しいと思う




日本の有名な鉄道経営者である小林一三は阪急の沿線に目的地となる施設や住宅地の開発を行ったが、果たしてJR 九州にそれができるかは不明だ


自治体の補助金を受けながら高架の新幹線を建設し在来線を第三セクターとして、さらに長崎新幹線自体も補助金を受けて運行するような肥薩おれんじ鉄道のような悪夢は避けてほしい
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