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米国株テクニカル分析ブログ ソシアルアドバンテージ 香港株、米国株、エリオット波動のブログ

テクニカル分析の技術向上への投資に対するリターンは∞、ファンダメンタル分析は、半永久的に回収不能

株のトレードしていて思うのは、ファンダメンタル分析で投資することほど難易度が高いものはないということだ

<不動産は奥深い>  


ファンダメンタル分析、テクニカル分析があるよ〜と書いてある投資についての本はいっぱいあるけども、ファンダメンタル分析の奥深さを教えてくれる本は実はかなり少なく、なかなかためになる本が多いパンローリングの高い本にも実はファンダメンタル分析の初歩的な部分までしか書いていない   



つまり「バフェットは〇〇〇に注目している」ウォーレン・バフェットが好むのは〇〇〇な企業である」とかそんな感じだ

これって、実は企業の財務を調べるときの初歩の初歩であり、言うなればファンダメンタル分析という巨大な海の砂浜の波打ち際に足を浸すようなものだ、むしろそれを詳しく知りたいならパンローリングの本や安っぽい投資本を読むよりも、BCG(ボストン・コンサルティング)のようなコンサルティングについての本や、財務について詳しく書かれた本を読んだほうがいい   



毎シーズンのように大量に出版され大量に廃刊される「〇〇〇が分かれば投資がわかる」「〇〇〇が書いた株の教科書」みたいな本は読むだけ無駄であると私は思う

ああいうのは株で儲けられないやつが、株の知識を株取引以外で活用しようとすることで小銭を得ようとするようなものだ

むしろ成功した経営者が引退してから、自伝的に書いた回顧録みたいなもののほうが学ぶところが多い気がする

<なぜなら成功した経営者は勝ちパターンを持っている事が多く、そういう考え方もあるのかということがわかる>  



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例えば著名な不動産投資家サムゼルは、アメリカの優良オフィス、そしてたいしてそうでもないオフィスの所有権を束ねてエクイティ・オフィス・プロパティーズ・トラスト(EOP)というファンドに組成して、保有していたのだが、これまた一流の投資会社であるブラックストーン・グループに絶妙なタイミングで売りつけた。
ブラックストーン・グループは、サムゼルのエクイティ・オフィス・プロパティーズ・トラスト(EOP)を切り分けてそれぞれ売りさばけば、今のファンド価値よりも高く売りさばけると考えていたからエクイティ・オフィス・プロパティーズ・トラスト(EOP)をサムゼルから買った

しかし、実際には、サムゼルは価値の低い不動産を価値の高い不動産とバンドル(まとめて)していただけで、実は、ブラックストーンは割高で第三者に売るつもりが、サムゼルから買った時点で割高だったのだ

そう、ブラックストーンはサムゼルから買い得したと想っていたら欲しくもない並みの物件を割高で買わされていたわけだ

その後不動産市場の風向きの変化で、ブラックストーン・グループは売れない並みの不動産に対する借金の返済のために、素晴らしい不動産を不動産市況が悪い中で売るという屈辱を味わわされた

サムゼルは、その市場のピークを読む能力と、束ねて売るというバンドルで金持ちになった、人に売る以外にも、土地を買い集めて一帯を開発するのもかれの投資方法だ
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ファンダメンタル分析は奥深く、電卓を叩いてROEを計算することに始まり、今後の為替&株式市場の推移予測、経営者の分析、ライバルとの比較、従業員の口コミ、実際にサービスを利用してみる、企業が研究中の技術、発表待ちの新製品、企業の出店速度、既存店舗の閉店数、従業員推移と収益性の伸びの比較など、色々ある

その為、言うなればとてもたくさんのレバーやボタン、そして表示があるスペースシャトルの計器の見方を覚えるようなものだ

とてもじゃないけど、キャッシュフロー計算書の見方、EPSの伸び、PEPの変化、売上高営業利益率などだけ計算することをファンダメンタル分析と呼び、それだけで金儲けできるとは思えない

<歴史上、優れた経営者は、同じく優れた投資家であった>  



例えばゼネラル・モーターズの創業者、ウィリアムデュラントは自分の作ったGMから排除されたことがあるが、自らの株取引能力で、GMの経営者に返り咲いている、これは黙々と自動車を作り続けたヘンリー・フォードと比較すると面白い   


フォードは株式を非公開に保つことで自社へのコントロールを失わずに済み、なおかつフォードの高い利益率からの利益を独占できた、一方、ウィリアムデュラントは株式を公開することで外部資本を得て、モデルチェンジという考え方を編み出すことでフォード・モーターを追い抜くことに成功した   



野村財閥の野村徳七は日露戦争後の相場の下落を予測して空売りをすることで、野村商店の基礎を築いた  



優れた経営者が優れた株式投資家になれるのは、ある種インサイダーだからというのもあるのですが、やはりビジネスモデルを理解できる能力があるからだと思います   



結局のところ会計担当者の作る企業の書類は書道や抽象画の画家のように「感じたまま」「思ったまま」に書いてはいけないので、不正がない限り、ファンダメンタル分析の投資家は企業の発表の中に間違いを探すことは難しい
   


なにより、チャートの形や割安割高を判断するテクニカル分析のように、その場で状況が変化したことを知るすべがない為、実際に株価が下がり始めた時に持ち続ける理由を探してしまう   



さらにいえばファンダメンタル分析を極めるというのは経営学の知識や市場予測の技術を極めることで、実は、そのレベルに到達すると投資家よりもむしろ経営者や経営コンサルタントになったほうが良いという避けがたい矛盾を生じてしまう  



つまりファンダメンタルズについて造詣が深くなればなるほど、無能な他人の会社に投資するより自分で経営した方がいいということになる

これは、不動産仲介で商売していた不動産屋の社長が自分には不動産の才能がある」と気づいた時に、仲介をやめて不動産開発や〇〇地所や〇ビルみたいに保有に変わって地主化するようなものだ

つまりファンダメンタル分析の能力は経営力と同じ分野なので、ファンダメンタルを学ぶと

経営者向きの能力が鍛えられる

その一方で、果たして投資家として見た時にというと、ファンダメンタル投資家は隔靴掻痒に大いに悩まされる

上がった!はい買う!
サポート抜けた!売る!!!
ここが反発!はい買う!
ここが修正水準!はい売る!
天井!天井!天井!


みたいなテクニカル投資家と違い、ファンダメンタル分析の投資家は下手に経営学を学んだせいで「くっそーこうした方がいいのに〜」とか「なんで〇〇部門を切り離すんじゃ〜」とかこうした方がいいという自分の考えと、経営陣の行動の差にメンタルをやられる

隔靴掻痒とは靴の上から足を掻くという意味だけど、ファンダメンタル分析の投資家は、経営陣のすることを歯がゆい思いで見ることが多くなる

例えば私の場合、今後軍事目的の監視ロボや爆発物処理ロボットなどがさらに普及すると考え、iRobotの株を買ったのだが、その直後に、iRobotは軍事用のロボット部門を切り離してしまったww

つまり、いきなり私が買った理由がなくなったわけだ

このようにファンダメンタル分析の投資家は未発表の事実により、いきなり「株を買った理由」すらなくしてしまうことがある

アメリカ企業は頻繁に企業分割、合併するので、注意が必要である

その為、ファンダメンタルの投資家は、かなり勉強して身につけた知識があるために、思い通りにならない経営陣の行動に悩まされ続けることに成るだろう
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