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<米国株アメリカ株テクニカル分析>ソシアルアドバンテージ 香港株、米国株、運輸株、エリオット波動、乃木坂、北野日奈子、九州のブログ

死にゆく地方で地銀は生き残れない

今日のニュースによれば、おそろしいことに金融庁によると国内の地銀は淘汰あるいは合併が進むそうだ

つまり、規模拡大して生き残るか消え去るかということだ

金融庁によれば、東北は宮城県、関東は埼玉県、千葉県、神奈川県、東海は静岡県、中部は愛知県、近畿は大阪府、中国は広島県、九州は福岡県、鹿児島県いがいの県は地銀は1行しか生き残れないと予想されている。

これって恐ろしいことだ

と、いうのも比較的経済状況がいい東海三県の岐阜三重も地銀は生き残ることができないと予想されていることがだ

つまり、金融庁は今後「融資機会」は減少していき地方は末端から死んでいくということを考えていることを意味するからだ

日本では現在あらゆるシンクタンクや政府、企業によって「地方の衰退」が予測されているが、地銀という地方経済の要が存続危機になるというのは事実上「金融市場へのアクセス」が不可能な地域が増えることを意味し、日本が先進国でなくなるということだ
モード学園

自由経済の国ではみんなの銀行預金を企業が借りることで間接金融の資金を調達する

間接金融の資金:銀行が預金者から集めたお金を審査した企業に貸し出すことで企業が運転資金を得る取引

これは、知り合い一人ひとりに頼んで10万円ずつ借りる代わりに銀行と融資に交渉することで資金調達を簡潔化したもので税金でかき集める社会主義や、配給と引き換えに国民を動員できる共産主義よりも投資効率が高い点がメリットで、企業の運転資金の融通に使われます。

地方銀行がなくなる、あるいは減少するということは「融資を申し込む相手」が減ることを意味して、貸し手の多様性が失われることを意味します。

企業の多くは前兆無しでいきなり潰れるということはなく「資金繰り」の悪化でピンチに陥りますからいざという時お金を貸してくれる相手は多いほど経済的にみて「いいこと」です。

例えば1950年代にトヨタがピンチになった時、住友銀行は融資を引き上げに走り、トヨタはメインバンクだった住友に逃げられ危うく潰れかけました

このようにトヨタですらピンチなときがあるのですから「貸し手」は多いほうがいいのです

自由経済のなかでは貸し手が多いと「たまたま」融資が受けられるチャンスも多いですから、資本主義経済の本拠地アメリカ合衆国には2016年段階で5000以上の銀行が存在しています。つまり4999回断られるチャンスがあるのです。

日本は銀行数が少なく、イギリス、フランス、イタリア、ドイツに遅れを取っています。

銀行数はそのまま銀行業の競争激化につながり借りる側に優位性をもたらします

つまり「他行に遅れをとるな!もっと貸し出せ!」というバブルそのものです。

これは極端ですが米国では「サブプライムローン」という金融商品の開発の結果、年収400万円の看護婦が5000万円の家に住んだり、2軒めを買ったりしました

サブプライムローン:頭金がない人に家を売るにはどうすればいいでしょうか?答えは「家が値上がりすると仮定して金を貸せ」です、2000年代アメリカの銀行は「家の価値が上がり続ける」という前提をもとにお金を貸して借り手の月々の支払い能力に応じてローンを組成しました、つまり普通の人は年収400万円の時に5000万円の家なんて買おうとしませんが、ローン返済の最初の数年だけ低い支払金額だけ払うローンを設定し、その数年間の間に転売されることを前提にローンが組めるとしたらどうでしょう?5000万円ローンを組んでも来年15%値上がりして売れたらその期間の返済や手数料を引いても黒字になります、そういう目論見があれば普通の人もローンを組み始めます、そしてそんなローンは当然リスクが高いので金利も高いのですが、リスク分散のためまとめて証券化して売り始めたのです、あとは皆さん御存知の通りです

まあこれは極端ですが、銀行の競争は自社の成長を夢見る経営者たちにとっては喜ばしいことです

日本では金融緩和しても融資が「担保あり」のアパートローンとかに向かって、思うような景気高揚効果が現れません

人雇って商売より、担保取って不動産建てる方を選ぶ、これが日本の事実です(私はこれを地中海のヴェネツィア共和国が衰退した歴史になぞらえて日本の将来を悲観しています)

今、地方では中堅都市ですら今後20年以内に人口が20%以上減少すると見られていてある意味「戦争状態」です

これを生き残るには「サービス改善」「おもてなし」では無理です

今後地方銀行は果敢な「侵攻」しか生き残る道はありません県単位を越えて活動し始めるしかありません

例えば隣県を飛ばして栄えている地域に進出するとか地方への根付くのをやめてしまいネット銀行に転換するなどです。
あるいは数少ない地方の優良企業へ出資してその企業の資金需要を独占するのもいいと思う

この国はすごい速さで劣化しています明治以来の人口の移動の結果、今後100年後くらいには東京、名古屋、大阪の大都市とそれ以外の広大な「辺境」という状態に変わると私は考えています

つまり高齢化過疎化で地域の結びつきを失い単に孤立した集落が点在するだけの地域が広がり、都市部に過密状態の社会が広がる

そんな感じ
地方銀行は今後さらに変化を強要されていくと思います

さらに言えば世界が「実力主義」の時代になっているのに日本は未だに「世襲」の「議員の家に生まれただけ」の政治家がたくさんいて世界競争に伍していくことができません
日本全体が辺境に変化していく中では地銀はその役目を失うことは避けられないと思います。
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